柏レイソルが絶対に負けたくない相手。ヴィッセル神戸。
ネルシーニョ
過去に柏の地で、選手達にビトーリア精神を植え付け、何よりも勝利にこだわる戦う集団を作りあげ、数々のタイトルへ導いた名将、ネルシーニョ。
まずは相手の長所を消すことでニュートラルな戦況を作り上げ、そのうえで自分達の強みを活かす戦い方を思考する。
試合がはじまると、逐一相手の状況を見極め、絶えず微調整を繰り返し、相手に攻め入る隙を与えない。そして、相手の弱点を見極めると、徹底的にそこを突く。
また、試合中、考え抜かれたプランがうまくいかないと見るや、すぐさま原因を見つけ出し、躊躇ない戦術変更、選手交代を用いて一気に戦況を一変させる。
分析力。修正力。判断力。
そして、選手達の戦う姿勢を引き出すモチベーター。
まさにJリーグ史上、最高の監督のひとり。
そこに集うは、かつてレイソルで名将と共にタイトルをつかみ取った選手達。
田中 順也。橋本 和。渡部 博文。レアンドロ。
ネルシーニョの戦い方を体で覚えている彼らが、ヴィッセル神戸のサッカーを完成形へと近づける。
ヴィッセル神戸。現在首位。
共に栄光を掴んだ仲間として、もうこれ以上好きにさせるわけにはいかない。
2017Jリーグ 第7節
ヴィッセル神戸 vs 柏レイソル
ノエビアスタジアム神戸
4月16日(日)16:00キックオフ
ヴィッセル神戸のサッカーを見ていて、攻撃時にどうしても気になる選手がいるんですよ。
ワタル。順也。そして、藤田直之。
神戸の攻撃は、この3人のパフォーマンスがかなり影響してくるのではないでしょうか。
まぁ、純粋に好きな選手達というのもあるのですがね。プレイスタイル的にも人柄的にも。
橋本 和
橋本和選手好きなんですよね。
トラップとかパスが上手いわけではないのでビルドアップで力を出す選手ではないのですが、その優しそうな風貌とは裏腹に、けっこう身体が強くて速いので、サイドの守備では計算出来る選手です。
何より、ふらふらっとサイドを漂ってるかのように見えて、高い位置でボールをもらうとスイッチが入ったように力強く前進。見た目にはあまり速い動きに見えないのですが、「え? そこを抜けるの?」 というようなDFの隙間をヌルヌルと抜けていく謎のドリブルは、一目見ただけで虜になります。
田中 順也
やはりこの人の爆発が一番怖い。
どんなにうまくいかない時でも、この人のシュートはスタジアムの雰囲気を変える力がありますから。それが入っても入らなくてもね。
藤田 直之
今の神戸のキーマンは間違いなくこの人。
中盤の底でどっしりと構え、相手にプレッシャーを与えると、セカンドボールを抜け目なく回収。的確にボールをスペースに散らし攻撃を見事に援護するかと思えば、ボールを前に持ち出し一気に鋭いキラーパス。
淡々と相手の嫌なところを突いていく、ネルシーニョサッカーにぴったりの人材。
そのうえJ屈指のロングスローの使い手だから恐れ入ります。
プレイスタイルは派手なことをしない仕事人タイプのはずなのですが、やることやることが効果的で目立つ目立つ!珍しい選手ですね。
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