2021 明治安田生命 Jリーグ
J1 第21節
柏レイソル vs 横浜Fマリノス
2021/07/03
三協フロンテア柏スタジアム
柏 1 – 2 横浜M
■76分 オナイウ(横浜M)
■80分 前田大(横浜M)
■89分 細谷(柏)
スターティングメンバー
■スタメン■
GK:キムスンギュ
DF:高橋(峻)
DF:大南
DF:高橋(祐)
DF:古賀
DF:三丸
MF:三原
MF:ヒシャルジソン
MF:神谷
FW:ハウル
FW:瀬川
■ベンチ■
GK:佐々木
DF:山下
DF:北爪
MF:ドッジ
MF:戸嶋
FW:細谷
FW:クリスティアーノ
レイソルの現状を突きつけられる敗戦……
前半、相手の攻撃をうまくいなしながらペドロハウルを起点にテンポよくボールを前進させていたレイソル。
だが、迎えた前半35分、横浜Mマルコスのレッドカード退場。流れが変わったのはここからだ。
相手がひとり少ない状態。局面で数的優位を作りやすい環境を得たのはレイソルのはずだ。
しかし、いくら時間が経っても、ボールの支配率は上がらない。攻め込む回数が上がらない。
むしろ、ボールの失い方が悪く、鋭いカウンターの餌食になり、数的不利で守備しなければいけない場面が目立ちはじめる。
そして後半の悲しい2失点……。
もちろん相手は現在リーグ2位のチーム。
連動したパス、攻撃のクオリティが非常に高いチームだったとは思う。
しかし、この試合で勝敗を分けたのはそこじゃない。
チームのために走り続ける走力。
なんとしても勝つという気迫。
勝利への執念で完敗した。そう感じざるを得ない内容だった。
正直、そんなことあっちゃいけないと思う。
相手がひとり少なくなったのは前半だ。
序盤はどうであれ普通なら、後半相手が疲弊して足が止まりはじめ、そこから1点奪い切るための猛攻がはじまる。相手は必死にボールに食らいついて跳ね返すのがやっと。
その結果、引き分けや負けなら悔しいが仕方がない、そんな試合もあるだろう。
だがこの試合、相手は疲弊するどころか鋭さを増し、どんどんこっちが劣勢になっていく。
それはもう、相手は「10人で11人の相手をどう崩すか」の練習をしているようで、下を向くどころか、自分達が出来ることを常に考え走り続け、それを勝利に結びつけた。
レイソルはどうだったか。
相手がひとり少ないという状況をどう感じていたのか。
数的有利。フリーの選手がひとり出来る、ということを一度だって利用したのか?
ひとり多かろうが何も変わらないボールの動き、人の動き。
自分にはそう見えた。
この日、DAZNで解説だった戸田さんは言っていた、
「相手がひとり少ないんですから、この状況はどう考えてもレイソルが優位なんです」と。
一度ならず何度もだ。
状況を打開するには、
相手以上に走らなくてはならない。
相手以上に考えなくてはならない。
勝てていないチームなのだから、まずはこれで相手を上回らないと。
相手の退場で得た絶対的な優位性が意味をなさないほど、この部分が欠如しているのだとしたら、大問題だ。
サポーターとしては、声を出して応援出来ないことが、もどかしい。
前節の逆転勝利。あの気迫を忘れず、これからも全力で戦い続けてほしい。
マリノスFW 前田大然 と レイソルGK キムスンギュ
とんでもないスピード。
前半、レイソルDF大南とのマッチアップが多く、そのスピード対決は見物だった。
結果は前田大然の圧勝。
駆け引きによるところも大きいが、大南のスピードですら意に介さない速さは本当に恐ろしい。
そしてそのスピードで何度も突っ込んでいける脅威のスタミナ。スプリント回数は異次元……。
特にこの試合では、守備にそのスピードは威力を発揮。前からの超速プレッシングでレイソルのビルドアップを苦しめ続けた。
終いにはGKキムスンギュに突っ掛けゴールゲット……。
いや、これはキムスンギュがいただけない…。これは完全なるミス。
来るって分かってるんだから蹴り出すかなんかしてくれ…。
なんかどうやら選手が倒れてたとかなんとかでボールを外に出そうとした?らしいが、レフェリーが止めてない以上は言い訳できないよ💦
ただ、これまで度重なるピンチを救ってくれたのもまたキムスンギュ!
このミスでキムへの信頼は揺らぐことはない!またプレイで見返してくれ!頼んだぞ!
要所で違いを見せる レイソルFW ペドロハウル
この選手、楔のパスを受ける技術がとんでもない。
背中や手で相手を感じながらボールを呼び込む。1タッチ目の置きどころが非常に良く、周りに相手が複数いてもボールを取られない。
かと思えばダイレクトで正確に周りを使う事もでき、攻撃のテンポを加速させる。
あとはゴールに向かうプレイをどれだけ出せるか。
もっともっと連携が上がってくれば爆発の予感!
レイソルFW 細谷真大 リーグ初ゴール!!
やっときた!
ドッジがハイボールに反応しようとした瞬間、いち早く動き出し狭いエリア内でラインブレイク!
フリーでドッジの落としを受けるとそのままシュート!!
一連の動きが、THE・ストライカーだった!!
パワーとスピード、それから抜け出しの技術も持ってる。
何より泥臭いプレイを厭わないユース出身FWの活躍は胸を熱くするね!何か懐かしい。
初ゴールはゲットした。この壁を越えられない選手はこれまで多くいた。ここからだ!
自信つけてJを代表するFWになってくれ!!
次は決勝ゴール決めて皆で喜ぼうぜ!!
やってやれ!!
柏レイソル!!
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