<柏レイソル> 選手層の充実 4月の大攻勢へ ~2017Jリーグ第5節 vs サンフレッチェ広島~

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今シーズンの行末を占う重要な一戦。
アウェイでの vs広島。

これまでの悪い流れを吹き飛ばす会心の勝利!
選手達の役割が明確で、迷いなく最後まで走り切っての勝ち点3!

これで第5節を終わって12位ですね!
こっから巻き返していきましょう!

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J1第5節 サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル

4月1日(土)
エディオンスタジアム広島

広島 0 - 2 柏

0 前半 1(01分 大谷)
0 後半 1(76分 ディエゴ)

<スターティングメンバー>
GK 中村航輔
DF 小池龍太
DF 中谷進之介
DF 中山雄太
DF 輪湖直樹
MF 武富孝介
MF 大谷秀和
MF 中川寛斗
MF 手塚康平
MF 大津祐樹
FW ディエゴ・オリベイラ

 

3連敗後、中断期間あけ、どういったメンバーで挑むのか注目でしたが、個で打開出来るクリスティアーノ選手と伊東純也選手を外したスターティングメンバー。
ボランチにはリーグ戦初出場の手塚選手を抜擢。大谷選手とともにゲームの舵取り役を任せます。
新加入、期待の細貝萌選手はベンチからのスタートとなりました。

電光石火!気持ちのこもった大谷選手の一撃!

試合開始わずか20秒。
左サイドの裏のスペースに出たボールに大津選手が反応。飛び出してきた相手GKが先にボールを蹴り出すも、そのボールをディエゴ選手が触って、そのまま前を向いた大谷選手のもとへ。
ペナルティエリア外、迷わず右足をコンパクトに合わせるダイレクトシュート。
糸を引くようにループ気味に飛んだボールはGKのいないゴールへ。カバーリングに入った相手選手も届かないバーぎりぎりの絶妙なコースに飛んでネットを揺らすゴラッソ!

前節仙台戦、攻め込むも先制点を取ることが出来ずに敗戦したレイソルにとって、気持ちを切りかえて戦うには最高の入り方です。
ましてや相手は広島。いまだ勝利無しの連敗中、守備から入るという中でのこの失点。
しかも、リトリートして引いて守ってカウンターを狙う彼らにとって、この試合開始早々の一撃は大きなダメージになったはずです。

工藤壮人 vs レイソル

かつて共に戦った工藤選手。彼の怖さは私たちレイソルサポーターが一番知っています。
周りを活かして自分も活きる。身体を張ったポストプレイと、相手の逆を取るタイミングの良い動き出し。
この試合でも開始5分。レイソルDFのギャップを見つけるとフィリペ・シウバ選手と素晴らしいパス交換で裏へ抜け出しGKと1対1。
この試合レイソル最大のピンチ。
しかし工藤選手がシュートモーションに入ったその刹那。
中谷・輪湖選手のプレッシャーとGK中村選手の絶妙な飛び出し!
3人が工藤選手の前に飛び込みシュートを弾き返します。

工藤壮人には絶対点を取らせない!!

そんな気迫のこもったレイソル守備陣のプレイでした。

しかし、このぶつかり合い……。
広島の工藤選手とレイソル中谷・輪湖・中村選手の全員がレイソルユース出身です。
柏レイソルで一緒に闘ってきた仲間が敵味方として同じフレームにおさまったこの瞬間……。

これまで「工藤決めろー!!」と叫んできたレイソルサポーターにとって、レイソル戦士が必死に工藤選手を止めたこの瞬間は、「よっしゃ!」と思うと同時になんだかちょっと切なさも感じました。
これもサッカーですね。

それにしても、広島での工藤選手のフィットはもう少し時間がかかりそうですね。
ゴール前のポジショニングが大きな武器の工藤選手ですから、サイドからのクロスがもっと欲しいところです。
ミキッチ選手、柏選手あたりが試合に出るようになってからが本当の勝負ですかね。
サンフレッチェ広島の工藤壮人の活躍、期待しています!

地上戦を制したレイソル

レイソルはこの試合たえず主導権を握り続けることが出来ました。
それにはもちろん先制点を取れたからということもありますが、何と言ってもサイドの攻防で先手を取れたことが大きいですね。

この試合でのレイソル両サイドバック輪湖選手・小池選手は本当に素晴らしい出来でした。対人でほとんどやられることもなく、1対1では完全に相手をシャットアウト。

特に小池選手の堂々としたプレイには目を見張るものがありましたね。
相手の緩急を使った揺さぶりにも余裕でついて行くしつこいマーク。トップスピードからキュッと止まってそのまま相手の懐に足を出せる体幹とクイックネスは他の選手にはない武器ですね。その上で90分上下動し続ける運動量があるわけですから本当に頼りになります。パフォーマンスの揺るがない計算の出来る選手ですね。

またこの試合、広島がハイボールをほとんど使ってこなかったこともあり、両サイドバックの弱点である高さを見せることもありませんでした。

広島がミキッチ選手や柏選手のようなひとりで打開出来る能力のある選手を起用してきていたらまた違った展開になったかもしれませんが、今回はこのサイドのマッチアップが勝敗を分けたと言えるでしょう。

このようにレイソルがサイドを封じたことで、ショートパスを多用する広島のパスコースは限定されました。
そこに、ディエゴ選手・中川選手が前線から容赦のないプレッシャーで襲い掛かり、相手は前へボールを運ぶことが出来ず停滞。
そこからレイソルがボールを奪えば、広島はリトリートして全体の配置を下げるしかなく、結果として、レイソルのボランチ大谷&手塚コンビが前を向いてボールを捌いて終始押し込んだ状態に。レイソルがたえず主導権を握る展開となりました。

4月は追い上げの月に

そして後半、途中出場の伊東選手がうまいポジショニングで、大谷選手のパスを引き出しPKゲット!ディエゴ選手がしっかり決めて0-2と試合を決定づけます。

最後は新加入細貝選手のレイソルデビューもあり、試合をしっかり締めての完封勝利!
長かった3連敗を止めて久々の勝ち点3です!

 

それにしても収穫の多い勝利となりましたね。

しっかり広い範囲を守れる細貝選手の加入。
中盤で気の利いたボールを出し入れ出来る手塚選手の台頭。

一気に中盤の選手起用の幅が広がりましたね。
これによって、相手の戦術に合わせてボランチの組み合わせを変える、なんてことも可能です!
ちょっと前までボランチは選手層が一番薄いはずだったんですけどね、本当わからないものです。
とにかくフロントグッジョブ!

 

さぁ、これからレイソルの反撃がはじまります!
ここにハモンロペス選手、ユンソギョン選手が怪我から復帰すれば、スタメン争いも激化!
最近調子の上がらないクリスティアーノ選手も黙っていないでしょう!

最強の陣容で挑む、レイソル4月の大攻勢!

まずは次のホーム清水戦!
楽しみです!

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