思い返せば2011年、
当時、誰もが驚くような快進撃でJ1優勝を成し遂げた柏レイソル。
選手、サポ、クラブが一丸となり、心身ともに充実していて、
本当に毎試合、負ける気がしなかった。
そう。ただひとつのクラブをのぞいては……。
ジュビロ磐田。
どんなに選手達の調子が良かろうが、
どれだけレアンドロ・ドミンゲスがスーパープレイを見せようが、
このチームには大敗を喫した。
いとも簡単に前田僚一にネットを揺らされ、倒れ込むGK菅野孝憲。
ネルシーニョのもと、J屈指の勝負強さを兼ね備えたチームが、ものの見事に粉砕された。
そして2011年シーズン終了後、優勝を成し遂げたレイソル戦士が冗談交じりに口をそろえて言った言葉が……、
「俺達にとって、ジュビロ磐田が最強だった」
そして、2017年。
柏レイソルはもう一度、あの高みへ挑戦する権利を手に入れようとしている。
【 Jリーグ 第11節 終了時点 】
1位 浦和 勝点 22
2位 G大阪 勝点 22
3位 柏 勝点 21
Jリーグ序盤戦、タイトル争いに加わるための大一番。
立ちはだかるは、あの時苦汁をなめた、最強の相手。
今こそ乗り越えろ。
シーズンを振り返った時、自分達こそ最強と今度こそ断言するために。
2017Jリーグ 第12節
ジュビロ磐田 vs 柏レイソル
ヤマハスタジアム
5月20日(土)14:00キックオフ
最強GK対決!
中村航輔 vs カミンスキー
ここまで5連勝と波に乗っているレイソルだが、実は、試合内容が伴っているかと言われればそうではない。
むしろ自分達よりも相手チームに決定機があった試合の方が多かったと言えるだろう。
そんななか絶好調なのが、GK中村航輔その人だ。
的確な判断と柔らかく素早い身のこなしでビッグセーブを連発。
毎試合、MVP級の活躍で、レイソルの勝利に大きく貢献している。
今節も、きっと素晴らしいパフォーマンスで、チームに勝点3をたぐり寄せてくれるだろう。
そして、相手はジュビロ磐田。
磐田のGKと言えば、カミンスキーだ。
日本人には無い軽快なフットワークで、どんな状況からでも一瞬でボールとの距離を詰めてシュートブロック。
ずっと見続けていたくなるような、気持ちの良いプレイを連発するJリーグ屈指のGK。
彼を越えなければ、レイソルの勝利は無い。
中村航輔は、俊輔のフリーキックや川又のダイナミックなプレイにどう対応する?
カミンスキーは、クリスティアーノの馬力や伊東のスピードをどう防ぐ?
中村航輔 vs カミンスキー
Jリーグ屈指のゴールキーパー対決!
今から本当に楽しみだ!
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