クリスが心配…… 柏の戦士達よ広島の一体感を見て何を思う!? 2018 J1リーグ 第06節 vsサンフレッチェ広島

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2018 明治安田生命 Jリーグ
J1 第06節
柏レイソル vs サンフレッチェ広島

2018/04/08
三協フロンテア柏スタジアム

柏 0-1 広島

■17分 佐々木 翔(広島)

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広島のギアチェンジに屈する

いやぁ、面白いゲームでしたね。……客観的に観ればですけどぉ!
0-1。今日も悔しい負け……。
PKのチャンスやバー直撃など、追いつくチャンスが目に見えてあっただけにホント気持ちのやりどころに困ります!

いや、広島強かったですよ。あんなにパトリックって守備するんですね。ビックリしましたよ。前線からの守備は工藤の役目かと思ってたんですが、パトリック、マジでハンパなかったですね!

でもこの試合見てやっぱ思いましたよ。守備って、まず気迫なんだなって。
考えてみてください。あの巨体あの強面が全速力で自分に突っ込んでくるんですよ?相当自信が無いかぎりそりゃ誰だって圧倒されますよ。

……でもこれって、言っちゃえば別に強面じゃなくたっていいんですよね。
守備の仕方にもいろんな選択肢がある中で、何の迷いもなく自分に突っ込んでくる。そりゃボールホルダーはいつもよりも速い判断が求められますよね。そして、いつもとは違う速いプレイスピードでボールを捌く。でも、その先にも他の選手が突っ込んできてるとしたら、そりゃミスをする確率はどんどん上がっていきますよね……。

ただ、そんな前線から守備に走るサッカー、90分続けられるわけはありませんよね。

今回の広島が上手かったのはここだと思うんですよ。

よくテニスの試合で、『ギアを入れる』っていうじゃないですか。
大事なセット、大事なゲーム、ここぞという場面で自分のチカラを最大限に発揮して主導権を握る、またはひっくり返す。
試合全体では流す場面も必要だが、いわゆる『勝敗を分けるポイント』だけは見逃さず、そこだけは最大限のチカラを発揮して絶対に獲る!

この試合の広島はこれが上手かった!
前半早々ギア全開で攻撃的な守備をし、面食らったレイソルを見事に押し込んだ。そのまま一気にゴールまで奪いきってしまった……。

後半、レイソルが押し込み続けたのは事実ですけど、それはレイソルがギアを上げたわけではないと思うんですよね。単に広島が90分持たせるための堅実なサッカーを選択しただけだと思います。逆にレイソルがそこでギアを上げることが出来れば、もっと迫力ある攻撃をして面白い展開が待っていたとは思うんですけど……。

勝負どころを読むチカラ。それがレイソルには決定的に不足しているんだと思います。若い選手が多いですからね。

あとは、一体感ですかね。チームとしてひとつにまとまっていれば、自ずと、ここは行くところ・行かないところ、がハッキリしてくると思うんですよ。
広島の一体感は本当に凄かったですからね。試合終了と同時に選手コーチ皆で輪になって喜んでましたからね。リーグ序盤であの雰囲気を作れるって正直驚きですよ。

あ、そうだ!
ギアの話で言うと、クリスも心配なんですよね。いくらキャプテンマークを巻いているとはいえ、最初から最後までギア入りっぱなしなんですよね。少しギアを落とすことで、相手のことや味方のこと、いろいろと見えてくることもあるとは思うのですが……。そこが彼の良いところではあるんですが、彼が背負っているモノをほんのちょっとだけでいいんで、若い選手達も一緒に背負ってくれたらな、なんて思ったりします。

試合終了後、大谷はすぐにクリスのそばに行ってくれましたね。PK失敗のこともあってのことなんでしょうが、たぶん色々と感じたんでしょうね、本当にありがとう!

 

まだまだ序盤、いくらでも取り返せますが、勝てない試合が続くとどうしてもメンタル面が気になってきてしまいますよね。
今こそ、ネルシーニョ時代のヴィトーリア精神を思い出してほしいと思います!
そこらへんは頼んだ!大谷!澤!栗澤!桐畑!

やってやれ!柏レイソル!

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