<柏レイソル> ジェフ千葉の新戦術に驚かされて…… ~2017ちばぎんカップ~

2017ちばぎんカップ 日立台柏レイソル

2017ちばぎんカップ看板

 

 

 

 

 

さぁ今年もやってまいりました、我らが柏レイソルの初陣です。

ちばぎんカップ!

J開幕前の腕試しも今年で22回目、千葉が誇る2クラブ、柏レイソルとジェフ千葉の対戦。
今年はレイソルのホーム、日立台での開催です。

スポンサーリンク

2017ちばぎんカップ

<柏レイソル出場選手>

FW ディエゴ オリベイラ … (90分→鎌田 次郎)
FW ハモン ロペス ………… (62分→中川 寛斗)
MF クリスティアーノ ……  (81分→大津 祐樹)
MF 伊東 純也 ……………… (76分→武富 孝介)
MF 大谷 秀和
MF 小林 祐介 ……………… (72分→安西 海斗)
DF 輪湖 直樹
DF 今井 智基
DF 中山 雄太
DF 中谷 進之介
GK 中村 航輔

<控え選手>

GK 桐畑 和繁
DF 鎌田 次郎 … (90分 IN)
DF 古賀 太陽
MF 安西 海斗 … (72分 IN)
MF 中川 寛斗 … (62分 IN)
MF 武富 孝介 … (76分 IN)
FW 大津 祐樹 … (81分 IN)

 

ウォーミングアップするブラジルトリオと伊東

 

 

 

 

 

 

スタメンは、クリス・ディエゴ・ハモンのブラジル人3人+伊東が並ぶ超豪華攻撃陣!いよいよお披露目となりました!

 

 

試合開始直後、レイソルは、相手の前線からのハイプレスに手を焼き、ボールをほとんどキープ出来ずに主導権を握られてしまいます。もうDFの組み立てからパスコースを見つけられないような状態……。
ジェフはディフェンスラインをかなり押し上げコンパクトな陣形を保ち、レイソルのパスコースを消しながら、前線から凄い運動量でプレッシャーをかけてきます。

これが今年のジェフのやり方かー!!

開始早々見事に術中にハマったレイソル。
しかし、すぐに柏の戦士達はあることに気付きます。

このディフェンスライン、……高すぎないか?

ジェフのDFラインの背後……、広大なスペースがあることに気付いた柏の戦士達はそこに狙いを定めます。
ディエゴ、ハモンがDFラインの裏へ駆け引きを仕掛け、伊東は相手3バックの横のスペースに飛び出します。レイソルのオフサイドの判定はどんどん増えていきますが、これがハマって主導権をじわじわと握り返していきます。
その後レイソルが押し込み続け、いくつかの決定機を掴みますが、相手GKやDFの粘りもあってモノにできず前半終了。0-0で折り返します。

数あるチャンスをモノに出来ず歯がゆい前半でしたが、後半、ジェフのDF陣に綻びが生じます。

高いDFラインとハイプレッシャーを続けてきたジェフ選手達の運動量の低下。

これにより、レイソルのパスの出し手と受け手の連動が向上。オフサイドにならずにDFラインの背後を突く回数が一気に増え、一方的な展開となりました。

結果、クリスとディエゴのゴールで2-0!

2017ちばぎんカップは、我らが柏レイソルの勝利で幕を閉じました!

 

柏レイソル 雑感

いやぁ、本当なら柏レイソルの開幕前の仕上がりについて書こうと思っていたのですが……。
ジェフ千葉が予想外の他に類を見ない新戦術を敷いてきたため、参考にするのは難しい内容となってしまいました。
いや、ジェフ千葉の戦術が悪いと言ってるわけではないんです。ただ、他にこのような戦術を用いたチームが無く、未完成の戦術と戦ったこの試合の結果から、これまでと比べてどう上積みされたかを見るのは、どうも難しいなと。
まぁチャンスの数の割にはゴールが少なかったかなとは思いますが……。すみません、これが正直な感想です。

そんな中、ゴールを決めたのはクリスとディエゴだったわけですが、新戦力ハモン・ロペスは惜しくもノーゴールでした。ただ、シュートまでいけているし、ディエゴのキープ力も相まって、ゴール前でフリーになるポジショニングもとれていました。まだまだこれからですが、連携が上がれば持ち前のテクニックを活かす場面も増えて、ゴールを量産してくれることでしょう!

驚いたのは右サイドバックに入った今井選手。なんだやれば出来るじゃないか!って感じですね!
昨年、固定出来ずに苦しんだ右サイドバック。茨田選手と湯澤選手の移籍。個人的には新加入の小池選手に期待していましたが、なかなかどうして、素晴らしい安定感を披露しました。
加入以来度重なる怪我に苦しんだ今井選手でしたが、ピタっと止めるトラップ、タイミングの良い攻撃参加、思いのほか強いフィジカルと、自分は何が出来る選手なのかをしっかりと表現していました。後はレイソル特有のビルドアップにいかに絡めるかですね。

 

ジェフ千葉 雑感

ジェフ千葉のサッカー、DFラインをセンター付近まで押し上げ文字通りハイラインハイプレスのサッカーでしたね。驚きました。
3バックでラインを非常に高く保つため、前線には人数をかけてプレッシャーをかけることが可能であり、その数的有利を活かして奪いきったらそのまま一気に攻め込む、といった感じでしょうか。
今日の試合を見るかぎりでは、後ろに広大なスペースがあるせいか、中盤でボールを奪われてカウンターというのを警戒して、どうしてもDFから前線へ長めのボールが多くなってしまってリズムが出ないように見えました。
そして、これは誰しもが気になったと思いますが……

このサッカーの一番の課題は何と言っても『運動量』でしょう。

いくら後ろの大きなスペースをGKがペナルティエリア外に張り出して埋めると言っても、この試合のようにガンガンスペースを使われたら、センターバックのスプリントは並大抵のものではありません。ではどうやってスペースにボールを出させないようにするかですが、それが、前線からのハイプレスで出される前に潰すということなのですかね。これにももちろん高い運動量が必要不可欠になってきます。

ただ、このサッカー、完成形がまだ見えていません。これが選手それぞれ連動して上手くハマればとんでもない力を発揮する可能性があります。
戦術の落としどころはどこか……、新監督の腕の見せ所ですね!
キャプテンのドゥにも期待です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました