国際親善試合
U-24日本代表 vs U-24ガーナ代表
2021/06/05
ベスト電器スタジアム
U-24日本代表 6 – 0 U-24ガーナ代表
■前半16分 堂安(日本)
■前半32分 久保(日本)
■前半45分 オウンゴール(日本)
■後半03分 堂安(日本)
■後半11分 上田(日本)
■後半44分 三苫(日本)
スターティングメンバー
U-24 これが現状のベストメンバー!
試合前、え!今日の試合ってベスト電器スタジアムなの?と驚く。アビスパ福岡のホームスタジアム。我らがU-24日本代表は6/3に北海道で真剣勝負をしたばかりだ。中一日で北海道→九州へ移動とは…💦コンディションが心配になる。代表って大変だな。(一瞬水戸のスタジアムだと勘違いして焦った笑)
というわけで、今日のスタメンは6/3の試合とはかなりの入れ代わりが予想されたが、よく考えれば前回の選手起用はよく計算されていた事に気付く。このガーナ戦でいわゆるベストメンバーを組めるようにうまくはめ込んできた。というか前々から決めていたのだろう。
スターティングメンバーを見てワクワクが止まらない。オーバーエイジ吉田・酒井・遠藤そろい踏み+冨安。
気になっていたのは左サイドバックが誰で来るか、古賀太陽かと思っていたが中山雄太だった。レイソルサポとしては複雑な気持ち。どっちも18人に残ってほしい。現状古賀が微妙なラインなのは確か。
左のアタッカーのファーストチョイスは相馬ということか。攻守で縦に走れる突貫小僧はこれまで確かな結果を残してきた。確実に計算できるチョイスだ。連携面で未知数の三苫はベンチから。捨て難いが、裏を返せば、ジョーカーとしてこれ以上の逸材はいないだろう。
注目は、先日のvsA代表戦でチームとして機能出来なかった久保が、どのように修正してきているか。個人能力は申し分ないので、自己修正力に期待したい。
……このスタメン、みんな能力が高い素晴らしい選手なのはもちろんだが、気持ちが強いイメージの選手が多く並んではいないか。この世代では珍しく、アクシデントがあった時に下よりも前を向ける選手、声を出せる選手が多い気がする。これは成熟すれば強い武器になるぞ!楽しみ!
圧巻のオーバーエイジ
試合内容だが、……ガーナのコンディションが悪すぎる💦試合開始直後は速さを活かして前にグイグイ来たけど、いったん日本がポゼッションするとそのパス回しに全くついていけず、終始日本のやりたい放題。最終ラインのバランスが悪く、セットプレイ時の対応も全くなっていない。日本は後半の選手交代を重ねるまで攻め込まれるシーンはほとんどなく、結果、U-24とオーバーエイジの連携のすり合わせでゴールを重ねていくような試合展開となった。
ただ、それを差し引いても、凄すぎた。まさかここまでとはオーバーエイジ…。
これまでのオリンピックで選ばれてきたオーバーエイジにここまでの違いを感じた事は、正直ない。
吉田麻也
センターバックとしての安定感。フィジカルの強い相手を駆け引きで上回るハイボール処理。先に落下地点に入って確実に自分の頭に当てる術を知っている。
ビルドアップでは縦に付ける上手さがある。前の選手が下りてくる姿を常に確認している。何度も攻撃の起点となる。
そして一番は、自分がこのチームを纏めるんだ!強くするんだ!という気概をプレイの端々から感じる。味方に危険なファウルが及んだ時の、相手選手へ抗議の意を誰よりも強くドカンと伝えたあの兄貴感は本当に痺れた!
遠藤航
ボールへの寄せ。球際の強さ。守備の距離感。行く行かないの判断が的確。とにかく個人の守備スキルが秀逸。その上、常に口が動いていて、周りと連動して相手をプレスの網にかけることが出来る。
相手がペースを握りそうな時にこの人が亀裂を入れてくれるので、終始日本ペースで試合を運べた。
何よりプレイに迫力があるので、観てるこっちも熱くなれる選手。
酒井宏樹
デカい上に初速が速い。それ以上に判断が速い。相手につめるスピードが異常に速く、相手の攻撃をひとりで遅らせることが出来る。抜かせない。かと思えば、一瞬で身体を入れてボールを奪い取る。激しく見えて的確。こんなのに寄せられたらたまらん💦
攻撃の上がりのタイミングの見極めも素晴らしい。上がる上がらないだけではなく、オバーラップ、インナーラップ、どこに上がるかまで判断し、そのどれも攻撃を活性化させた。自分が囮になることも厭わない。上がったらすぐ戻る。スタミナも凄い。
J時代の代名詞『高速クロス』以外にもクロスの球種が増え、この試合でもピンポイントのアシスト未遂があった。ラインブレイクしてペナルティエリアへ侵入!オウンゴールも誘発した!(シュートでゴールが見たかったけど笑)
この試合、一人だけ倍速に見えた!プレイで一番ものの違いを感じさせてくれた選手。
久保と酒井
vsA代表戦の時に周りと連動できず機能しなかった久保。あの時は非常に球離れが悪く、周りを活かす気もないようなプレイが散見されていた。
そんな久保が酒井との連携で輝きを取り戻した。うん、あれはパス出したくなるよ久保も。出さざる負えないくらい良い動きを酒井がしていたってことだろうけど、やっと久保と高次元でフィーリングの合う選手が現れたということも言えるのかもしれない。早くもオーバーエイジの相乗効果が出た!
久保と酒井、このユニットがかつてのレアンドロドミンゲスと酒井のように輝き、オリンピックで大暴れするのを今から期待したい!
U-24代表サバイバルの行方は!?
終わってみれば、日本の圧勝だった。オーバーエイジとの融合で収穫だらけの試合となった。
この試合でスタメンで起用されたU-24の大半は、オリンピック本戦の中心になる選手と見てほぼ間違いないだろう。
オリンピックメンバー選考、残された試合は1試合。
当落線上の選手は今回の試合をみて何を思ったか。
そして、我らが柏の古賀太陽は最終メンバーに残ることが出来るのか!?
応援あるのみ!
やってやれ!
日本代表!
柏レイソル!
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