アクシデントの穴を埋めて余りある活躍!!川口尚紀がレイソルの連動性を引き上げる!<2022 J1 第2節 横浜Fマリノス戦> 

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2022 明治安田生命 Jリーグ
J1 第2節
柏レイソル vs 横浜Fマリノス

2022/2/27
三協フロンテア柏スタジアム

柏 3 – 1 横浜FM

■05分 アンデルソン ロペス(横浜FM)
■24分 細谷(柏)
■60分 ドウグラス(柏)
■92分 小屋松(柏)

スターティングメンバー

■スタメン■
GK:キムスンギュ
DF:川口
DF:高橋(祐)
DF:古賀
DF:三丸
MF:椎橋
MF:山田
MF:サヴィオ
MF:中村
FW:細谷
FW:ドウグラス

■ベンチ■
GK:佐々木
DF:上島
DF:染谷
MF:ドッジ
MF:戸嶋
FW:小屋松
FW:真家

見えてきたレイソル新たな攻撃のカタチ

開幕2連勝達成!
下馬評を覆す勝利。いや本当に素晴らしかったです。
内容的にも、相手の状況に合わせて行く・行かないの意思統一が出来ていて、攻守にしっかりと連動性を見せてくれました。
にしても、こんなに『チームとして』連動した試合は本当に久しぶりでした。
前線からのプレスもそうなのですが、
何と言ってもずっと課題だった、
ビルドアップの窮屈さ、
相手ゴールまでボールを運ぶ引き出しの少なさ、
これが大きく改善されているように感じました。
観ていて気持ちいい!この感じ忘れていた気がします。
味方同士良い距離感で三角形を形成してボールの前進を試みる……、
ロングボール以外の方法でボールを前に運ぶ選択が出来るようになってきたチームを観て、なんか本当に感激しました。
キャンプからボールを握った時のカタチにチャレンジしているとは、なんとなく聞いてはいましたけど、
まさかこんなにはやくゲームに表れるとは!実戦で表現出来るほどまで仕上げてこれたとは!
相手に退場者が出ていた事もありますし、まだまだ相手に脅威を与えるほどの練度ではないかもしれませんが、
まだリーグ戦2試合目、たった2試合目ですからね、この短期間でここまでの変化が見られただけでも、
今後のワクワク感を生むには十分すぎる!そう感じました。

選手が多数入れ替わり若返った、新生柏レイソル。
あわよくばこのまま勝ちを重ねながら、どんどん伸びていってくれればと期待しています! 

右サイドのパスワークを引き出した川口尚紀

ゲームにはアクシデントがつきもの……、とは言うものの、やはり起きては欲しくないものです。
選手ひとりの変更がその後のプランに大きく関わってきてしまいます。
スタメン・ベンチ入りの限られたメンバー。
ひとりひとり能力・長所・短所はバラバラですから、
ピッチに立つ選手が変化することで、チームの戦術・強み・弱みが変わってくるのは当然ですよね。

今節、試合開始前のウォーミングアップでアクシデントが発生。
残念ながら、DF大南選手が試合直前で負傷?となり出場不可となってしまいました。
おそらく大南選手のスピードは、マリノスのテンポの速い攻撃陣を抑える上で重要な役割を担っていたと思います。
また、ここぞとばかりに思い切りよく前線に突っ込んでいくスタイルは、レイソルの手数をかけず一瞬で相手を打開する攻撃の切り札ともなっていたと思います。

このアクシデントを受け急遽スタメンに抜擢されたのは、川口尚紀選手。

当然期待はありました。しかし、どうしても守備の強度は落ちる、と、相手が攻撃力が売りのマリノスだった事もあり、期待よりも不安が勝っていたのが、この時の自分の正直な感想です。

しかし、川口選手は、そんな不安を良い意味で裏切り、大南選手の穴を埋めて余りある活躍を見せてくれました。
大南選手とは全く違う方法で、レイソル右サイドに新たな武器をもたらしてくれました。

レイソル右サイド、昨年との一番の違いは、『クリスティアーノ選手がいない』ということじゃないでしょうか。
クリスティアーノ選手の、常に高い位置にはり縦に速くゴールに直接結びつく事を第一優先とするプレイ選択は、独力でも常に相手の脅威となっていました。
しかし、今シーズン、その場所に位置するのはマテウスサヴィオ選手です。
サヴィオ選手は、クリスティアーノ選手ほど前にははらず、守備でもかなり貢献しながら、低い位置からボールに絡む事を好み、
アタッキングサード手前から相手DFを引き付けながら味方と近い距離間でボールを動かし、グループで右サイドを攻略していきます。

トラップスキルやプレス回避に秀でて、ボールを持つ事を怖がらない川口選手にとって、サヴィオ選手のこのプレイスタイルは、相性抜群でした。
川口選手は、最後方からビルドアップに参加するどころか、サヴィオ選手や戸嶋選手、椎橋選手のボールの逃げ場として機能。時にはサヴィオ選手を追い抜きながらパスワークで焦れずにサイドを打開。
その姿は非常に頼もしいものでした。

レイソルの攻撃にこれまで無かったパスワークの安定感をもたらしたのは、川口選手の存在が非常に大きかったと思います。

転がり込んできたスタメンのチャンスで、しっかり自分の長所を活かして結果を出した川口選手。
ここに来ていよいよ本領発揮か。
スタメン争いも含め、レイソルの今後がますます楽しみになってきました!

試合を重ねるごと、チームが、個人が、成長していく。そしてそれが勝利に繋がっていく。
昨年までの停滞を吹き飛ばして、そんな飛翔のシーズンになってくれるよう期待しています!


応援あるのみ!
やってやれ!
柏レイソル!

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