やってやれ!酒井宏樹!

歓喜の輪 酒井宏樹柏レイソル
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酒井宏樹はレイソルが育てたんじゃなかった

J2を無類の強さで優勝した2010年。

デビューでガチガチの姿。
誰がどう見ても普通じゃなくて、それはもう、ひとり少ない状態で戦っているんじゃないか、と言われるくらいだったよね。
そのことをチームメイトにいじられたりもしたっけ。

2011年。

小林祐三が移籍して不動の右サイドバックがいなくなったこの年。
まだまだ選手が固定されていないリーグ序盤。
スタメンに抜擢されると、躊躇のないド迫力の駆け上がりであっという間にポジションを自分のものにしたよね。
正直自分は最初、代名詞の高速クロスのことなんか気にもとめずに、相手をものともしないその突進力に魅了され、ついついユニフォームまで買ってしまったな。

レイソルが勝利を重ねていくにつれ、君は、デビューした時とはまるで別人のように自信あふれるプレイをするようになっていったね。
おっと、レアンドロドミンゲスには感謝してくれよ。君の道しるべになってくれたのは間違いなく彼なんだから。
あ、キタジや工藤といった攻撃陣にもね。嗅覚あるワンタッチゴーラーが揃っていたからこそ、君のクロスはより威力を増したんだ。
そして、その全てがかみ合ったからこそ柏レイソルはその年、史上初のJ1昇格即優勝という快挙を成し遂げることができた。

……そこからは早かったよな。
その年のJリーグベストイレブンとベストヤングプレイヤー賞を受賞。
クラブワールドカップでは、ネイマールの前でゴールを決めちゃうんだもん。
あっという間に世界で注目される酒井になった。

2012年。

気付いたら、リーグ戦半分も終わる前に世界へ旅立っていったね。

レイソルユースからトップに上がり、
緊張でガチガチだった男が、スタメンを奪うまで成長し、
ついにはリーグの主役になり海外移籍。
日本代表にはなったが、右サイドバックの主力になりきれないかと思えば、
海外クラブを渡り歩き、ついにはマルセイユという古豪で誰もが認めるヨーロッパ屈指のサイドバックに成長。日本代表の絶対的な存在へと変貌した。

こんな長期にわたって絶え間なく急激な成長曲線を描き続ける選手なんて自分は他に知らない。
だいたいの選手って、最初から凄いか、上がった後はよくて現状維持だ普通は…。

最近まで、
酒井宏樹はレアンドロドミンゲスが育てた、レイソルが育てた、
とか思ってたけど、ごめん、違うんだよな。

酒井自身が成長する術を知っていたんだ。

きっと凄い努力をしてきたんだろう。続けてきたんだろう。最初から。ずっと前から。

育てた、なんておこがましい。酒井自身が切り開いてきた道だったんだ。

酒井宏樹。
Jリーグを優勝させてくれてありがとう!
『柏から世界へ』を体現してくれてありがとう!
過去に「帰るなら柏レイソル」と言っていると耳にした時、嬉しかったよ。だがそれはもう気にするな。(お節介か笑)
もう君は、レイソルだけじゃなくて、もっと大きなものを見ているんだろう!ならば承知した!

それがどんな場所であっても、自分はとにかくもっともっと成長する酒井宏樹の姿を見てみたいと思う!
新天地に行っても、ずっと応援する!ずっと好きな選手だ!

さぁ!
やってやれ!酒井宏樹!

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