第8節 柏 vs 横浜M 2-0。
第9節 新潟 vs 柏 0-1。
第10節 柏 vs C大阪 1-0。
柏レイソル、リーグ戦3戦連続完封勝利。
中川の前線からのハイプレス。
伊東やクリス、攻撃陣の献身的な守備。
大谷の「ココ!」という時のポジショニングとチェイシング。
小池、輪湖の1対1の粘り。
気持ちがこもったプレイの連続。
それが各選手の役割をハッキリとさせ、戦術の共通認識を高めていく。
そして手に入れた、守備の安定。
守備の安定……?
いや、違う。
確かに守備力は向上しているが、零封した3試合、いずれも相手の方が決定的チャンスは多かったはずだ。
まだまだ守備を武器にするレベルには達していない。
だが、毎試合おとずれるそんなピンチの場面、いつも最後の最後で攻撃を跳ね返してくれたのが……、
CB 中谷の積極的なボール奪取。
CB 中山の進路を塞ぐディフェンス。
GK 中村の超反応。
彼らがレイソル戦士の最後尾にどっしりと構え、絶対にネットを揺らさせない。
そして何より、彼らがディフェンスラインでしっかりとビルドアップ。しっかりとボールを繋ぐことで、相手の攻撃する時間を減らし、自分達の攻撃の糸口をも創り出す。
攻守の要、N3。
そんななか、U-20ワールドカップの開催に伴い、我らがレイソルから招集されたのは、
中山雄太。
むかえるJリーグ第11節。
中山雄太の不在。
圧倒的な個を擁する相手を前に、柏レイソルのチーム力がいま試される。
2017Jリーグ 第11節
FC東京 vs 柏レイソル
味の素スタジアム
5月14日(日)15:00キックオフ
中山雄太の不在
試合を重ねて、やっとレイソルの守備戦術のカタチがみえてきたこのタイミングで中山の招集。
もちろん昨年から分かっていたことではあるが、やはりチームとしては痛手だろう。
守備への懸念ももちろんあるが、何よりビルドアップの場面、ボランチも含めてのパス回しで、これまでうまく相手を剥がしてキープできていたが、はたしてどうなるか。
特に、ビルドアップから時折みせていた、中山の左足から放たれる斜めのロングパス。これは飛距離も十分で、左で作って一気に右サイドでドリブル開始、というレイソルの攻撃のカタチにもなっていた。
ここは代わりに出た選手が、自分なりのビルドアップで困った時の対処法を見つけて、新たな可能性を示してほしい。
ルヴァンカップで手塚が活躍。
そう。代わりで出場する選手は大いにチャンスだ。
新たなヒーローが出現する瞬間。それは本当に観ている者を興奮させる。
相手は、
大久保、前田、ウタカ、ネイサン・バーンズ、永井、中島、高萩。
誰が来ても恐ろしいメンバー。
代わりに入った選手が、この豪華布陣を抑え込む。
最高に楽しみじゃないか!
最後に……、
中山雄太!
その実力とメンタル、大いに世界にみせつけてやれ!!
柏から世界へ!
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