2018 明治安田生命 Jリーグ
J1 第10節
柏レイソル vs 浦和レッドダイヤモンズ
2018/04/25
三協フロンテア柏スタジアム
柏 1-0 浦和
■72分 中川 寛斗(柏)
メンタルの穴を見事に埋めた中川!
レイソルの闘志に火をつけたレッズ武富の投入!
いやっほーい!!!会心の勝利いぃぃぃっ!!!
試合内容的にもエンターテイメント性あふれる、引き込まれるゲームでしたね!
あ、はいそうです、勝ったから言えるんです。
しかし、想定をはるかに超えるクオリティで驚きました……、中2日ですよ?
対戦相手のレッズは中3日、普通に考えて足が先に止まるのはレイソルの方ってもんです。それならばということで、中川を起用して、思い切って最初からフルスロットルで前半だけで押し切る作戦か!……と思って観てましたよ僕は。
しかし!
結果は、その中川が走り続けてチームを牽引!終盤はさすがに厳しい部分もありましたが、ほぼ90分相手に走り負けないプレッシングサッカーを続けて勝利をもぎ取りました!!
それにしても久しぶりでした。勝利ももちろんですが、こんなに選手達の気迫を感じられる試合というのは……。それはもう監督が変わったのかと思えるほどでしたよ。
やっぱりサッカーは、美しいプレイよりも泥臭い気迫ですね!少なくとも僕はそっちに心動かされます!選手のスキルなんかどうでもいい!勝利のために・チームのために・その瞬間瞬間を人生をかけて全力で戦う姿勢にこそ心を動かされるってもんです!
そして、この試合のレイソルはそれが全てつまっていました!
レイソルが一番足りなかったメンタルの部分、それがこのレッズ戦で一気に解放されたような感じがしましたね!
それにしても凄かったですねぇ!中川!
中川寛斗がレイソルの雰囲気をガラっと変えたと言っても過言じゃないですね!
まず中川が走り続けることで、他の選手がプレッシングする位置もハッキリしてくるんですよね。他の選手達が最後まで走り続けられたのも、中川が絶えず「オレはここに走るからお前はあそこに走れ!」と体で示し続けてくれたからというのも多分にあると思います!
中川個人のプレイも非常に良かったですね!前々から判断が速い選手だとは思ってましたが、その上さらに、ゴールに直結するプレイを狙ってくるんですよね。この試合では中川のシュートチャンスがよくフォーカスされていますが、時折見せた相手の裏を突く江坂を狙ったキラーパスにこそ中川の神髄がつまっていたと思います。う~ん説明すると、メチャクチャ良いところにズバっと入れる感じなんですけど、受ける選手が感じてないとそれはもう速くて受けられないよってボール……。通ったら1点!ていうスルーパスですね!なんだか中田英寿のキラーパス見てるみたいでワクワクします!
見てると中川と江坂の、出し手受け手の関係は非常に相性が良いみたいだし、今後がとても楽しみです!!
あ、それとですね。
レイソルが90分走り切った要因はもうひとつあるんじゃないかと思います。
これは半分妄想も入っているんですが……
試合も後半になって、そろそろレイソル戦士の足が止まり始めるかなって時間帯。
66分。武富孝介。
浦和レッズ、武富孝介の投入です。
この選手交代がレイソル戦士のメンタルに大きな影響を与えたと思います!あくまで個人的な見解ですが。
一緒に切磋琢磨したレイソルユース出身の選手。彼が新たに選んだのはレッズ。
もちろん敵意はしていません。むしろ新たな道を選んだ仲間としてみんな応援しているし、リスペクトもしている。
ただ、だからこそ!
だからこそ絶対に負けるわけにはいかない!
辛い時間の武富の登場が、レイソル戦士の走るチカラのひとつになったんじゃないかな、なんて思ってます。勝手にですがね。
少なくとも、一人のレイソルサポである自分にはそんな感情がありました。念のためもう一度言いますよ、敵意ではありませんよー。
柏レイソルとして負けるわけにはいかないでしょう!今でも大好きな選手ですがね!
好きだからこそ出ていった選手には負けるわけにはいかないんです!!
というわけで、
中川も言っていましたが、レイソルの方向性がなんとなく見えた試合でしたね。
このまま選手ひとりひとりが全力で戦い、見る人を熱くするサッカーを続けていってほしいですね!
やってやれ!柏レイソル!!
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