レイソルを支える三丸拡のバランス感覚と判断力 /もう少しだ細谷真大! <2021 J1 第30節 ガンバ大阪戦> 

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2021 明治安田生命 Jリーグ
J1 第30節
ガンバ大阪 vs 柏レイソル

2021/09/26
パナソニック スタジアム 吹田

G大阪 2 – 1 柏

■03分 宇佐美(G大阪)
■26分 菅沼(G大阪)
■86分 神谷(柏)

スターティングメンバー

■スタメン■
GK:キムスンギュ
DF:北爪
DF:エメルソン サントス
DF:大南
DF:古賀
DF:三丸
MF:椎橋
MF:マテウス サヴィオ
MF:クリスティアーノ
FW:瀬川
FW:細谷

■ベンチ■
GK:佐々木
DF:染谷
DF:川口
MF:戸嶋
MF:三原
MF:神谷
FW:武藤

レイソル、久々のシュート量産も……

相手を押し込むレイソル戦士の姿。終始その構図は変わらず。そんな試合内容は久しぶりで、だからこそ勝ちたかった。セットプレイで2失点。敗戦。悔しいですね。

ガンバの状態が良くないことももちろんあったとは思いますが、この試合のレイソルは、カウンター一辺倒にならずに、中盤の密集地をパスで切り崩しながら前進していく事が出来ていて、
なんというか、とても歯切れの良いサッカーを披露していました。

この試合のメンバー構成、良いですね!
後ろは古賀やサントスでミドルレンジの縦パス入れられるし、中盤はサヴィオが味方もビビる狭い空間にパスを刺し込める。前には瀬川、細谷、クリスとスピードがあってスペース突いてボールを受ける事が出来る選手が並んでいる。
相手陣内でのプレイ時間を伸ばすにはうってつけのスタメンだったんじゃないでしょうか。

そう、相手陣内でプレイは出来てたんですよ。気持ち良いくらいに。
ただ、点だけが取れなかった。シュートまでいけないなら、もうちょっと工夫も必要だなとか言えたんですけど、けっこうシュートチャンスも作ることが出来ていましたからね。(サヴィオの存在がデカすぎます💦)
だからこそ、この敗戦は悔しさ倍増です。

もう少しだ!細谷真大!

本当に細谷が1点でも決めていれば…、と、そんな展開が多かった。厳しい目で見てしまうのも期待しているからこそなんで許してください💦
縦のスプリントの量が非常に多く直線的かつパワフルな動きで相手をかき回す、それは出来ている。時には相手を背負って時間を作ることも出来ている。ペナルティエリア周辺、危険な位置でボールを受ける事も出来ている。
課題はそこから前を向いて勝負!となった時か。

突っ掛けてのシュートがどうしても上手くいかない。
シュート直前で相手を外そうとグッとギアを上げると、高確率でボールが足元から離れてしまう。結果シュート体勢が崩れる。

こればっかりはなぁ、狭い空間でシュートまでいけてる事を褒めるべきなのかもしれないけど、決めないと勝てないのがサッカーなので……。

裏に走る、背負える、スピードがある、プレッシングが強い……etc、ポテンシャルの高さはもう十分に示しました!
後はとにかく『自分のカタチ』を見つけてほしい。これぞ細谷!と言えるような点の取り方を確立してほしい。
何でもある程度出来るで終わってほしくない。結果を出し続けて、はやくJ屈指の怖いFWになってくれー!

何度も言うけど、こっちは期待しまくりなんですから!

オレは好きだ!三丸拡の貢献度

サイドバックの攻撃力が重要な現代サッカー。
ドリブルで深く切り込んでクロスしたり、カットインして自らシュートしてみたり、目に見えて結果を出せればそれに越したことはありません。
でも、今のレイソルサッカーにとって、そこが一番重要なことなのでしょうか?

最近、三丸選手の攻撃力に対して少々辛口の方がいるとの事。
確かに、縦に打開するという部分では物足りなさは感じます。
でも、それを差し引いたとしても、今のレイソルサッカーに大きな貢献をしているのが、三丸 拡、その人じゃないでしょうか。

クリスを中心に右に人数を割く割合の多いレイソルの攻撃の中で、とにかくバランスを取ってくれているのが、逆サイド、左の三丸だと思います。

上がりすぎず、下がりすぎず。
右からサイドチェンジが来ようものなら、フリーでボールを受けて攻撃の一手となる。
レイソルがボールを取られようものなら、しっかりと相手の攻撃を遅らせる一手となる。
絶妙な立ち位置だと思うんだけどなぁ。

そもそも、三丸が完全にぶち抜かれたって場面あんまり見た事ない気がします。

そう!三丸の武器は、人への強さ、どんな相手も捕まえるその守備力にあると思うんですよ。
守備の観点からしたら、相手の攻撃を跳ね返し続ける今のレイソルサッカーは、三丸じゃなきゃ成立してないかもしれない💦

攻撃の場面で、
「三丸はボールを下げすぎる、勝負しろ」なんてことを耳にすることがあるけど、
基本的に三丸が高い位置でボールを持った時って、逆サイドの選手もわりと高い位置にいることが多いんですよ。その状態で突っ掛けてボールを奪われでもしたら、ディフェンスが数的不利で相手の大カウンターを招きかねない。
そんな状況を把握して冷静に判断している、と自分は感じたりしています。
現に、良い状態で1対1を迎えた時なんかは積極的に縦に突っ込んでくれてますし。

ここぞという時のフィジカルの強さを活かしたプレイ。抜ききらずに蹴ることの出来るライナー性のクロス。

右で作って、左でフリーの三丸!
そんな展開が毎試合何度か必ずあるけど、そこがチャンスって感じるのは、そもそも三丸のキック力があるからだと思うんですよ。やっぱりあのレンジで強いクロスは魅力ですよ!
時間を確保しないとクロスを入れられない、じゃなくて、時間を確保すれば強いクロスを蹴ることが出来る、ということで許してください!
レイソルの戦術もそこを考慮して構築されているように感じている今日このごろです。

最近はここぞという時にエリア内に侵入して右からのクロスに合わせる!という場面も出てきましたし、
三丸選手のあの、『あえて遅れて攻撃に参加する』感が好きな自分がいます!

まぁ、もっともっと結果に結び付けられればそれが一番なのだけれど💦
今回の試合では、三丸がヒーローになるチャンスは沢山あったんだけどなぁ。
結果が全ての世界、はやく数字を出して、左は三丸がいるから大丈夫!って皆が思うような選手になってほしい!

 

応援あるのみ!

やってやれ!
細谷!
三丸!
柏レイソル!!

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