2022 明治安田生命 Ｊリーグ
Ｊ１ 第4節
柏レイソル vs アビスパ福岡
2022/3/12
三協フロンテア柏スタジアム
柏 1 – 0 福岡
■29分 マテウス サヴィオ（柏）
スターティングメンバー
■スタメン■
GK：キムスンギュ
DF：大南
DF：高橋（祐）
DF：古賀
DF：三丸
MF：椎橋
MF：中村
MF：サヴィオ
MF：小屋松
FW：細谷
FW：ドウグラス
■ベンチ■
GK：佐々木
DF：上島
DF：川口
MF：戸嶋
MF：ドッジ
MF：山田
FW：真家
守り勝つ
1-0。選手達の気迫を感じる素晴らしい勝利でした。
ディフェンス陣！本当よく頑張った！！先制したんだから絶対に勝ってやる！そんな気持ちがガンガン伝わってきました。
耐え凌いで掴んだ勝利。サポにとってもこの達成感はハンパない！最高のホームゲームでした！
サイドを抑えてセンターバックの対応力を底上げ
どちらかというと終始アビスパ福岡が優勢か、そんな展開が続いたこの試合。
福岡は素早くサイドから攻め上がった時が本当に怖いです。クロス、フィニッシュ、カットイン、チャンスがあればサイドバックですら鋭角にゴールに向かってアプローチしてきます。
この相手のサイド攻撃を円滑にさせないよう、レイソルは相手に攻められながらも、縦関係の守備の受け渡しをしっかり連携することで、サイドから攻め込まれる事を未然に防ぐことに成功しました。
柏の左サイドは高い位置の小屋松選手とその後ろの三丸選手の守備連携
特に際立っていたのは三丸選手の守備の貢献度！柏の守備の約束事の中にあって、時には一人で守り切ってしまうほどの個の力を見せ、９０分間相手のサイド攻撃にブレーキをかけ続けました。
右サイドは高い位置のサヴィオ選手とその後ろの中村選手の守備連携。
こちらはサヴィオ選手が恐ろしいほどの活躍を見せます！攻撃に特長のある中村選手と組む中で、それをカバーして余りある機動性を披露。しっかり戻りきる守備のタスクをこなしながら、
攻撃時は前のスペースを突いてパスにドリブルに全開で相手を剥がしにかかります。これだけでも、攻守に十分な活躍ですが、それであの圧巻ゴールですから、もう文句のつけようがありません。
「練習したカタチ」と本人は言っていますが、一瞬の体の向きでディフェンスの背後を突いてワンツー→シュートの一連の動作は、Ｊリーグではあまり見る事の出来ない切れ味を感じました。
後半、右サイドの守備の強度が落ちたと見るや、すかさず中村選手⇒川口選手への交代や、サヴィオ⇒戸嶋選手への交代等、ネルシーニョ監督は試合終了まで一貫して両サイドの守備力を維持し続けます。
この「両サイドの守備力維持」が、結果的に、中央を閉める事へも繋がりました。
攻めているのにギリギリのところでサイドを崩しきれない福岡。当然中央へのロングボールも増えていきます。
そこで力を発揮したのが柏の３バックでした。
柏の両サイドが相手をしっかり抑え込めているおかげで、古賀高橋大南の３バックがより中央に集中しやすく、飛んでくる縦のボールに良いカタチでアプローチ出来るようになっていました。
……とは言うものの、自分達が主導権を握れない中で、連続する相手の攻撃を撥ね返し続けるのは至難の業です。
そんな中、自分の武器をいかんなく発揮したのが、高橋祐治選手でした！
相手よりも速く落下地点へ入る！相手よりも速く跳ぶ！空中で相手の前に頭だけでもねじ込む！脅威の反応で縦のボールを撥ね返し続けます！
制空権は絶対に渡さない！全て撥ね返す！まさに鬼神のような活躍で、相手の攻撃を阻止し続けてくれました。
やるからには徹底的にやる！ネルシーニョの熱い采配
試合終盤、運動量の低下によりセカンドボール奪取とボール保持が出来なくなったレイソル。相手の猛攻は続きます。
ネルシーニョ監督からピッチへの指示。ドウグラス選手を介して選手達に伝えられたのは、……５＋４！
無理にボール保持に陣形を動かすのではなく、５バック+４枚の完全守備陣形へのシフト。
ネルシーニョ監督の決断は、全員で自陣を固めて、一貫して「守備力を維持」するというものでした。
そこには、ここまでしっかり守れているという手応えと、「最後まで守り切る！」という強い意志を感じましたし、何よりこのメッセージは、選手達のやるべきことをよりクリアにしてくれたと思います。
人数だけ置いても、やられる時はやられるもの。
しっかりと相手の攻撃のポイントを抑え、センターバックが縦の攻撃に集中出来た事で、最後の猛攻も冷静に撥ね返し続ける事ができました。
これでもかというほど徹底する、そんなネルシーニョ監督の采配に勝利への執念を感じました。
ビトーリア！！ ネルーシニョはやっぱこうでなくちゃ。
大崩れしない、勝ち点を計算出来る守備力！これを継続したいですね。
そこに自分達が主導権を握れるような攻撃力も上積みして、負けを引き分け、引き分けを勝ちに持っていける強いチームになることを今から期待したいと思います。
応援あるのみ！
やってやれ！
柏レイソル！！
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