<柏レイソル> ヴァンフォーレ甲府の吉田達磨 ~2017Jリーグ第15節 vs甲府 を前に~

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消化不良に終わったワールドカップ最終予選。

Jリーガーが国際試合で活躍をみせる機会が少なくなった現在の日本代表。
Jリーグを愛する各クラブのサポーターにとっては退屈な1週間となってしまったか。

さぁ!
勢いの継続だ!
さぁ!
仕切り直しだ!

短い中断期間は各クラブに何をもたらす?
代表選手は新たな課題を胸に動き出す。

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2017Jリーグ 第15節
ヴァンフォーレ甲府 vs 柏レイソル
山梨中銀スタジアム
6月17日(土)19:00キックオフ

ユース年代を基盤に抜本的な改革を推し進め、柏レイソルのユースからトップチームまでサッカースタイルを統一させ、現在の柏レイソルの基盤を築き上げた吉田達磨。

『ボールとスペースを支配するサッカー』

現在の柏レイソルの生みの親。その彼が今、立ちはだかる。

ヴァンフォーレの吉田達磨

J1の中で資金力に劣るヴァンフォーレ甲府は、これまで守備を主体にした堅実なサッカー・カウンターサッカーで毎シーズン苦しい残留争いを勝ち抜いてきた。
しかし、柏レイソルサポーターにとって、ヴァンフォーレ甲府にはもう一つ違うイメージが存在する。

2005年。
J1・J2入れ替え戦。
この試合で柏レイソルは、ヴァンフォーレ甲府のバレーにダブルハットを決められ、見るも無残にJ2に突き落とされた。

その当時ヴァンフォーレ甲府を率いていたのは、大木武監督。
彼の、相手ペナルティエリア内まで繋ぎに繋ぎまくって敵を崩し倒すパスサッカーは、その翌年のJ1の舞台でも猛威を振るい、衝撃を与えた。

ヴァンフォーレ甲府のパスサッカー。

カタチは違えど、そのスタイルが今、復活しようとしている。
そう。柏レイソルに繋ぐことを植え付けたあの男の手によって。

吉田達磨。

『相手ディフェンダーをどう料理するか』、
ボールを握り続けこの一点を見つけることに集中する。
これが吉田達磨のサッカーだ。

ボールを出し入れして、料理する材料を探し続ける。……なんとも恐ろしい。
ましてや、
中村・中谷・中山・輪湖・大谷・手塚・武富・中川・クリス……
対峙するのはかつての自分の教え子達。もうすでに料理する材料は揃っているはず。

しかも、吉田達磨自身、もう過去の彼ではない。
理想を追い求めつつも、まずは実現可能なことを見極めトライし、段階的にチームを強化していく。
今では、相手の状況も加味して戦う、狡猾な指揮官になりつつある。

 

首位。
クラブのスタイルが確立し、大きく成長をはじめた柏レイソル。
次に越えなくてはならないのは、自分たちの生みの親。

絶対に勝たなくてはならない。
相手のやり方が分かっているのは、こっちだって同じこと。

もう親の手には負えないほど大きく成長したところをみせつけよう!

ドゥドゥや兵働の活躍は嬉しいが、今回ばかりは好きにはさせない!
かつて甲府に在籍したクリス、伊東の奮起に期待する!

やってやれ! 柏レイソル!

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